AKB48の“大人の”姉妹ユニット、SDN48が来年3月で“解散”することが15日、分かった。同日、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた公演の終演直前、キャプテンの野呂佳代(28)が、来年3月31日に行う「さよならコンサート」を最後に、39人のメンバー全員が卒業すると報告。「SDN48としての第1章はその役目を終えます」と、2009年8月から続いた活動に幕を引くことになった。
毎週恒例のサタデー・ナイト公演。超満員の250人で埋まったAKB48劇場が、突然の“解散発表”に水を打ったように静まり返った。
「SDN48は、それぞれのメンバーが進むべき道を目指すために、全員そろってグループを卒業することになりました」
神妙な表情を浮かべた野呂が報告すると、間を置いてどよめきが沸き起こった。
一昨年8月1日の活動開始以来、AKBのお姉さん的な立ち位置で、土曜日の夜を中心にセクシー衣装を織り交ぜた“大人のステージ”を展開。昨年11月にはK-POPのメロディーを取り入れたデビュー曲を発売し、韓国でのプロモーション活動も繰り広げた。
今年8月発売の第3弾シングル曲「MIN・MIN・MIN」は、常盤薬品工業「眠眠打破」のCM曲に起用され、メンバーも出演した。着実に知名度が上がり、第3期にまで及んだ所属メンバーは計39人に増員。が、メンバーはそれぞれAKBの卒業生のほか、モデルや女優志望者などが集まっており、人気が高まるにつれて将来の方向性の違いが浮き彫りになっていったようだ。
野呂はこの日、「2012年3月31日に現行メンバーそろっての『さよならコンサート』をもって、SDN48としての第1章はその役目を終えます」と明かし、「私たちもどこかで区切りをつけなければいけない時期にさしかかっています」と心情を吐露した。
関係者によると、今後はSDN48の名前を含めたグループの存続を検討。来年4月以降、新メンバーによる“第2章”として再出発する可能性も残されているという。
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